2018年11月02日

11月の園だより


   11月の園だより


 年長さんが春に苗植えをして見守ってくれていたサツマイモの収穫を、年中さんと一緒に掘ってきました。地中から出ている茎を頼りに掘り始めた子ども達。今年は異常気象が続いていましたので、成長を多少心配していましたが、そんな心配は全くなく大ぶりなものや長細いもの、或いはひとつの茎に3つ4つとお芋が連なっているものなど、子ども達は掘り出す度に歓声が上がり「先生見て!見て!」の声があちこちから聞こえてくるなど、子ども達の笑顔が広がったとても楽しい時間となりました。ある程度収穫した後はケースが3つ用意され、そこに大中小と分けて入れることになりました。そこでの子ども達の様子はというと、手に握られたお芋をじっと見つめてなかなか入れられない子や、自分が掘ったお芋は特別という意識からか、自分で掘ったさつまいもを大きなお芋を入れるケースに入れようとするなど、子どもらしい姿を見せてくれました。そして、翌日は早速お芋をスライスして鉄板で焼いていろいろ味付けして頂きました。

 今年も沢山収穫できましたので、お隣の小学校や、地域の保育園・老人ホーム等にお裾分けし、併せて交流も図りたいと考えています。

 また、先週の日曜日に嘗て私が神奈川県私立幼稚園連合会で仕事を共にしつつお世話になった伊藤渥子先生子の講演会に伺いました。伊藤先生は現在83歳で36年間幼稚園長を務めた方です。講演が始まるとマイクがいらないくらい張りのある声でお話をされていらっしゃいました。先生は園長になる前は中学校で教鞭を執っていたのですが、そこでの生徒達の育ちに疑問を感じ、其れでは教育のスタートである幼児教育の現場を見てみようと言うことで、園長になったそうです。さらに、園長を務める傍らで乳児と母親を対象にした「母と子のプレイルーム」を立ち上げ、母親たちが我が子のありのままの姿を通して、より良い子育てが出来るようにと、共に考え支援していく活動を続けて来られました。・(我が園のわんぱくクラブと同じような主旨ですね)

 先生の長年の保育活動を通して終始一貫していえるのは、“大人が子どもをどう育てたいかではなく、子どもが如何したいのかをまず考えることだ”と。更に、“すべての人間は生きる力を持っている。そして生きて成長する力も備えている”という事です。日常の子育てはとても大変です。そんな中でも、一寸ホットする場面があったらこの言葉を思い出してみて下さい。

 さて、子ども達は此れまでの行事や友達との関わりに中で、様々な経験をし、色々なことをやり遂げたことで、個々の中にそれなりの自信と仲間と関わりながら協力する事の楽しさを実感できたのではないでしょうか。此れから年度の後半に向けての園生活では、“仲間作りと育ち”を大切にした生活を目指していきたいと思います。11月早々のみどりっ子のお祭りや12月に予定されているめばえの会の行事を、先に掲げた目標に向けた活動の核にしていきたいと考えます。また、日々の生活に於いては、此れから本格的な冬に向かっていきますので、晩秋の自然事象などを肌で感じながら、晴れた日には出来るだけ外に出る等して、仲間同士思う存分遊び込む生活を心掛けていきたいと思います。

尚、みどりっ子のお祭りでは、子ども達・保護者そして教職員が心を一つにして、テーマに沿って作り上げていく過程で、相互理解とやり遂げた達成感を共有することが出来る貴重な機会と考えます。また、学年によって違いがありますが多くの大人たちに助けてもらいながら、見知らぬ世界のことに触れたり、知らない事への興味関心へと繋がっていくのではないでしょうか。さらに、12月にはめばえの会があります。詳しい事は改めてお伝えしますが、みどりっ子のお祭り同様、作り上げていく過程で自分の思いや考えを出し合ったり、更に友達の思いにも気付き、その中で調整しながら一つのものを作りあげる貴重な経験になる事でしょう。

posted by みどり次郎 at 17:16| Comment(0) | 園だよリ