2020年01月29日

2月園だより

2月園だより



中国の武漢を中心に世界中に広がりをみせる新型肺炎は、日本国内でも4人目の感染者が出ました。ベトナムでは人から人への感染が確認されたということが報道されたことで、今まで以上に各個人の予防対策が重要になってきます。ただ、予防法としてはインフルエンザと同じように、うがいと手洗いの遂行、それにマスクの着用が有効と言うことですので、幼稚園に於いても予防への対応に努めていきたいと思います。ご家庭に於いても多くの人が集まる場所へは、極力近づかないと言った注意が必要になります。皆さんで気を付けていきましょう。

さて、1年で一番寒い時期にもかかわらず、降園後も多くの子ども達が園庭で遊ぶ姿があります。当然お迎えに来られたお母さんが、子どもの思いを受け止めて、遊びに付き合われている様子を見ると、常々素敵な姿だなと思っていました。それはお母さんが、子ども本来の姿をちゃんと理解しているからだと思います。更により幼い子であれば、道ばたに蟻の行列があれば、立ち止まってその行方をじっと見ていたり、水たまりがあれば寄り道をしてでもその中に入り、大げさに足踏みする事もあるでしょう。このように子ども自身の探究心や好奇心を行動に表すのが、本来の子どもの姿です。 

一方私達の生活では、車から家電まで自動化が進んで、内蔵されているコンピューターが感知して、安全走行や最適な方法を選択してくれる事で、それまで自分の手や身体を使って、行なってきたことから解放され、楽になったこと自体は良いことかとは思いますが、それによって、私達の思考全般も知らず知らずのうちに、スピーディーさや安易さを求めるようになっているのかもしれません。同様に子育てについても、安易さや便利さに魅力を感じ、偏りがちになっていないかを考える必要があるかと思います。

本来生き物は、時間を掛けて少しずつ育っていくものです。もし我が子があっという間に成長し、生まれて数年で「もう大丈夫だよ、自分でちゃんと出来るから」と言われてしまったら、とても寂しい気持ちがするのではないでしょうか。その上、子どもは大人の思うようには、なってくれません。そこが面白いところでもあり、我が子とはいえ、別な人格が育っていくと言うことなのです。時に私達大人の想像を超える事をしたり言ったりはしないでしょうか?その意外性があるからこそ、単に子育ての意義深さと言うだけでなく、創造的な魅力を感じるのではないでしょうか。

まだこの世に生まれて数ヶ月、数年しかたっていない乳幼児期を、早く早くと急がせるのは、とても残念なことでもあります。是非この時期にしか味わうことの出来ない“子育ての面白さ”を堪能して頂きたいと思います。

 繰り返しになりますが、効率的であることを求められる社会の中で、一見無駄なように見えることが、山ほどある乳幼児期を、「ゆったり、ゆっくりで良いんだよ」と言う気持ちで我が子と向き合えたらいいですね。 

さて、今年は暖冬ですが、日によっては寒さが厳しい日もあります。そんな日でも子ども達は寒さにも負けずに元気に外で遊ぶ姿があり、集団生活においてもしっかりとした足取りで自分たちの目指す方向に向かって仲間と共に歩んでいけるようになりました。子ども達の伸びる力を信じて“みんなで考えてごらん”とか“自分の考えたようにやってごらん”と促してあげる方が、子ども達は張り切って取り組む姿を見ることが出来ますので、この様な機会を大切にしていきたいと思います。また、上旬には生活展があります。この一年間の主に描画を通しての表現活動の一端をご覧いただきます。 

更にこの一年間の園生活を振り返って生活のまとめをしていきたいと考えています。特に年長児は、この一年間仕事として担ってきた当番活動を年中に引き継ぐだけでなく、小学校生活にスムーズに入っていけるように、此れまで身に付けてきた集団生活の中で守らなければならないルールを一つひとつ確認していきたいと思います。そして、残り少なくなった今のクラスでの生活を、大切にしていきたいと考えます。


posted by みどり次郎 at 09:20| Comment(0) | 園だよリ