2018年06月01日

6月の園だより



6月の園だより



 今年は年長さんが畑に通う頻度が少し増えそうです。お隣の地主さんのご好意で、幼稚園の畑に隣接している畑も使えることになって、耕作面積が増えました。そこで、5月のお便りでも少し触れましたように、東京農業大学の小池教授にご相談し、これまで以上に畑の有効活用と併せ、学生さんとの交流も深められることになり、早速週初めに2名の男子学生さんと一緒にさつま芋の苗植えと夏野菜を植えてきました。またその前日にも、小池先生にお薦めいただいた外国原産の野菜を植えました。子ども達にとってもとても興味深い出来事でしたので、冒頭にお伝えすることとなりました。


 また、お気づきかもしれませんが、絵本のお部屋も従来の場所から、昨年度までわんぱくクラブの活動に使用していた保育室に引っ越しました。落ち着いた雰囲気も確保され、絵本好きの子はもちろんのこと、いつも、誰かしらが、絵本を広げている姿を見かけることが出来ます。自分の保育室とは趣の違う雰囲気があるので、子どもによっては、お気に入りの場所の一つになるのではないでしょうか。


 さて、これから日差しがさらに強くなって来ると、子ども達の姿が保育室から消えて、砂場や水汲み場で水遊びに興じる姿や、虫取りかごをもって園内の至る所で土を掘り返して虫探しをする姿や、小さい子にはちょっと勇気が必要な木登りに挑戦する姿を見る事が出来ます。この時期の子ども達は、外遊びへ向かって興味が広がっているようです。また最近、時折園庭に何気なくおいてあるラダーという一見はしごのように見える器具があるのですが、これは今サッカー選手を始め様々なスポーツ選手が体幹を鍛えるために利用しているもので、子ども達もケンパなど、色々な飛び方や跨ぎ方をすることで、自然に身体バランスの機能向上に繋がっていく事が期待できるのだそうです。これは体操指導の仁村先生の推薦によるもので、サッカークラブの練習の中でも使用しているそうです。昨今の子ども達は、どうしても歩く機会を始め身体全体を使っての身体活動や運動量が減少傾向にありますので、それらをカバーする意味で、今後大いに活用していこうと考えています。すぐに結果が出るかは、分かりませんが、子ども達が遊びの中で自然に利用したり、園庭の動線の中に置くことで、子ども達の足腰の強化にきっと繋がるはずです。


 そして、6月も中旬頃には梅雨の季節を迎えます。この時期はどうしても室内での活動が多くなりますので、そうなると子ども達のエネルギーが発散しづらくなって、トラブルのもとになることが予想されます。特に年齢が低い子ほど、まだ言葉で気持ちを伝えることが出来ないために、ついつい手が出てしまう事もあります。そこで、雨上がりやお天気の日には積極的に外に出て、絵の具のぬたくりなどの開放的な活動や、園で飼育している生き物との触れあいを楽しむことで、気持ちの発散が出来る様にしたいと考えています。また、この季節ならではのカタツムリやダンゴ虫、或いは可愛い草花など、身近な自然観察などを楽しみたいと思います。一方室内での生活も大切にしていく為に、室内のコーナーを充実させ、クレヨン、絵の具、粘土などが自由に触れることが出来たり、ハサミ等の道具を使って活動する経験も出来る様に環境を整えていきたいと思います。


また、気候の変わり目でもあり、新しい生活での疲れも出てくるこの時期、お子さんが体調を崩したり不機嫌になったりすることがあります。時には一週間が長く感じる事もあるかもしれませんので、ご家庭でもあまり神経質にならないで、我が子の体調をしっかり見極め、時にはゆっくり登園させたり、休ませる等細かい心遣いで接してあげましょう。


そして、この時期になりますと、年長児は行動に確かさが見られるようになり、年中児も遊びの趣向がはっきりしてきて、好きな事にはある程度集中して取り組むことが出来る様になってきます。そして年少児に於いても保育者を意識しながら、少しずつ自分の気に入った遊びを見つけて、遊び始める姿を見ることが出来ます。このように各々に園での生活に安定感が出てきた半面、先ほども触れたように、遊び道具の取り合いなどで喧嘩に発展する事もあります。それは此れまで家庭の中では他人に邪魔されなかった子も、幼稚園では思い通りに行かない事があることで、社会性の芽生えであったり、少しずつ他者を意識しその子なりに相手を友達として認めていく大切な過程でもありますので、じっくり構え温かく見守りたいものです。保育者も最低限の仲介役に留め、本人同士で解決できるような導きが出来たらと考えます。また、わらべ歌等の縦割りの活動や、わくわく広場で未就園の子ども達が遊びに来た時の年長児達は、小さい子たちに対して親愛の気持ちを持って優しく接する姿を見せてくれます。小さい子との関わりをたくさん経験することによって、相手が喜んでくれたとか、年少・中児も年長児から優しく教えてくれたということで、僕も仲間と認めてくれたんだという自覚が生まれます。こんな経験を幼児期に数多くすることで、達成感や感動を感じるだけでなく、コミュニケーション力という社会性も育っていくのではないでしょうか。





posted by みどり次郎 at 09:23| Comment(0) | 園だよリ
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