2019年03月01日

3月園だより

  

       3月園だより

 先週末、年長児の子ども達とズーラシアへ卒業遠足に行ってきました。当日は初春を感じさせる穏やかな天候に恵まれ、子ども達にとって幼稚園時代の楽しい思い出となっただけでなく、子ども達を更に成長させる機会となりました。そこで、子ども達と一日過ごして気づいたことを幾つかご紹介します。 先ず、子ども達はクラスで、この遠足についてどのようなことをしたいかなどを話し合いました。そして、当日、行動を共にする保

育者を交えてグループごとの話し合いも、長時間ではありませんが、何回も行ないました。またそれらの話し合いの中では、事前に先生達が、動物園の配置図を拡大し、その地図を使って、どんな動物が飼育されているのかを知ったり、また、それぞれ興味のある動物について、事前に図書館から借りてきた図鑑を使って調べてみる等、興味関心を学びにに繋げる取り組みをしながら、子ども達は当日を迎えました。

 朝、園に集合した後、園バスに乗って海老名駅近くまで送ってもらった後、グループごとに500メートル程ある長い遊歩道を、通勤通学する人達と一緒に歩き、相鉄線の改札まで移動してから、一人ひとりが切符を機械に通して電車に乗り込みました。その間、緊張した面持ちではありましたが、落ち着いた様子で、最後まで子ども達は列を乱すことはありませんでした。そして、電車の中では最初空席が多くありましたので座りましたが、少しずつ乗客が増え、たまたま年配の女性が前に立たれた時には、近くの子どもに席を譲るように促すと席をさっと立って譲ることも出来ました。また、動物園ではこの日17団体が利用しており、その団体の多くが幼稚園・保育園のようでしたので、途中それらの園とすれ違うことがありましたが、その多くの園と比べて、子ども達の姿に大きな違いがありました。それらの園では、決められた流れをクラスごとで行動しているようで、2列になって友達同士で手を繋ぎ、先生を先頭に、順路に沿って動物を見学させられていました。しかし、緑ヶ丘の子ども達は、動物園のゲートを通過するやいなや、各グループごとに蜘蛛の子を散らすようにそれぞれの目的の場所を目指して散らばっていきました。引率の先生は、ほとんど自分の地図をみなくても、そのグループの一日の行程をこなすことが出来たのではないでしょうか。その他一日の詳しい出来事は、近々発行されるクラスだよりでお伝えできるかと思いますが、改めて今回の行事を通して子ども達にどんな経験と学びがあったかを考えてみたいと思います。

例えば事前のグループでの話し合いに於いては、その日の自分たちがどう行動するかを皆で考えることで、協調性や思考力そして自立心を養う機会となったはずだと考えますし、資料作りの過程では、子ども達の必要感から、文字や数量、図形などへの興味や関心が高まっただけではなく、それらの学びの機会になったものと考えられます。そして当日実際にグループでの行動をしていく中で、道徳心や規範意識さらには行動する中で出会った人達との触れ合いの中で、社会性を育みました。また当然、動物園へ行く、という目的からも、生き物に対する興味や関心から自然や生命の尊さ、さらには事前の準備で調べたことが知識となるだけでなく、実際の様々な体験を通して、一人ひとりの子どもの内面に、豊かな感性や様々な形での表現力にも大きな影響を与えたものと考えます。そして、これらの事は幼児教育の目的の中で、幼児期の終わりまでに、子ども達に育ってほしい姿でもあるのです。

さて、早いもので、今年度最後のお便りとなりました。1年前を思い返してみますと、入園・進級したての子ども達の表情には多少の硬さがみられましたが、幼稚園で仲間と出会い、玩具・遊具で遊び始めることが出来たり、更には動植物や自然事象など、豊かな環境の中で子ども達は様々なものに出会い触れ合う事で、自然と心の安定が図られ、少しずつ積極的な生活が出来る様になる事で、更にさまざまな体験が出来大きく成長してくれました。特に年長児に於いては、今回の卒園遠足を通して経験した事でもおわかりの通り、豊かな経験が必ずや健やかな育ちへと繋がっており、また多くの保護者の皆さまにも支えられ自分への自信と誇りを持って小学校の門をくぐってくれるものと確信しています。

そして間もなく迎える巣立ちの会では、立派に成長した年長児にとって心に残るものとなる様に、年少中の子ども達を始め保護者の皆さまや地域の方々など、多くの人たちから祝福されその暖かい心を感じながら巣立ってほしいと思います。その一方で、子ども達にとっては仲の良い友や慣れ親しんだ幼稚園との別れの時でもあります。嬉しい一方で心の片隅で感じる寂しさを意識する事が心の機微となり、友だちとの絆を築ける人間になってくれることと思います。また、年少・年中そして年長に進級し一歩大きくなる子ども達にとっても、嬉しい事だと思いますのでその気持ちを受けとめつつ、特に年中さんには最年長になるという期待を持つ機会として、お別れ会を位置づけお兄さん・お姉さんへの感謝の気持ちを子ども達なりに出せたらと考えています。

最後にこの一年、保護者の皆さまには多くのお力添えを頂き心から感謝しております。有り難うございました。


posted by みどり次郎 at 00:00| Comment(0) | 園だよリ
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