2020年06月02日

6月園だより

6月園だより


緊急事態宣言が全面解除され、いよいよ令和2年度の新学期が始まることとなりました。お子様は勿論のこと、保護者の皆様においても、この時を待ちわびていらっしゃったことと思います。

ただ、心配なことは新型コロナウイルスの被害が拡大することなく、収束に向かっていくことを願いつつ、宣言が解除されたからといって、すぐ以前のような動きをするのではなく、自粛を心掛けて、一日も早く収束となりますよう皆さんでもう少し頑張りましょう。私達教職員も臨時休園中に於いても監督官庁や行政の動向に注視しながら、こども園としてどのように対応するのが相応しいのか頭を悩ませる日々でした。前例のない事態に対応すべく教職員と共に教育課程を作成したり、園生活の新しいあり方や行事等の見直しを行ないました。また、お休み中にお子様がご家庭で取り組めるようにと「お楽しみセット」を教職員が協力して送付させて頂きましたが、ご活用頂けましたでしょうか?

さて、今年度は園での保育活動や行事の取り組み方が、大きく変わることになります。突然振りかかかった災難とは言え、その危険を最小限に抑えるためにも、園として出来るだけのことを積極的にやらなければならないと考えています。この状況に対し、極端に恐れ過ぎず、常に正しい情報を得ながら、最善を尽くす体制をとっていかなければなりませんが、その大前提として、幼稚園は幼児教育の場で有り、人間として最も基礎的な力を育む場であるということを、忘れてはいけないと言うことです。

つまり、幼児の特性を考えた時、手を繋いだり、触れ合うことをさせないようにすることは大変困難ですし、それをルールで縛り無理矢理避ける事は幼児教育の根幹を揺るがすことにもなりかねません。特に人間関係と言う幼児教育の大事な視点から考えますと、子どもは仲間の中で初めて本当の安定を知ることが出来ます。例えば砂場で同年齢の子どもが遊んでいると、保育者の手を離して砂場に入り込んで、おなじようなあそびを始めることがあります。取り立てて一緒に遊ぶ訳ではないのですが、同じような遊びを続けます。しかし、その子がいなくなると、今度は保育者に一緒に遊ぶことを求めたりします。或いは保育者と一緒に園庭に出たあと、友達に誘われるままに遊び始めましたが、保育者の姿が見えなくなると、途端に探し始めて姿を発見すると、もとの遊びに戻っていく姿もあります。これらの場面から見えてくることは、子どもは様々な人との関わりの中で安定し、初めて自由に行動できるのです。また、例年新年度当初には、お友達と関わっての遊びに疲れると、ふらっと職員室に来て何気ないおしゃべりや、置いてある玩具でひとしきり遊んだ後、お友達の中に戻っていく子もいます。 

 子どもは先ず一番身近な家族の中で、また幼稚園という集団の中で、一緒に遊び、一緒に生活をしていく中で本質的な仲間としての関係を築いていきますので、幼稚園での子ども同士の関わりについては、従来の環境を維持することがとても大切だと考えます。

 一方、今年度の行事や活動に於いては大人同士の密集や参加の仕方でも三密にならないように注意が必要と考えます。同じように父母の会活動に於いても、拡大防止のお願いをさせて頂くことになります。これらの判断は、保育の質の確保と、子ども達や保護者の皆様の安全と健康を守るための判断であるとご理解頂けたら幸いです。いずれにしろ、一日も早い完全に近い形での終息と平穏な日常への回復を皆様と共に願いつつ、新しい園生活の形と保育活動の取り組みに対して、保護者のご理解とご協力を心からお願い申し上げたいと存じます。

 最後に、間もなく梅雨の季節を迎えます。子ども達にとっては室内で過ごすことが多くなります。室内でも充実した生活が出来るように、知恵を出しながら、先ずは子ども達との信頼関係を築いていきたいと考えます。

posted by みどり次郎 at 11:06| Comment(0) | 園だよリ
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