2020年02月27日

3月園だより

3月園だより


新型コロナウイルスが新たな局面を迎えました。教育現場での感染が伝えられたこともあり、様々な場所で感染の拡大を少しでも抑えるために、私たち一人ひとりが細心の注意を払っていく事によって、拡大を押さえられるかが大きな岐路になります。幼稚園では次亜塩素酸水を生成する機器がありますので、噴霧機能のあるボトルを職員が各自持ち歩き子ども達が触れる場所を消毒することや、従来から有効といわれている、うがいと手洗い、更に咳をするときには手でふさぐのではなく、肘で口をふさぐことも有効ということですので、幼稚園だけではなく、各ご家庭に於いても折に触れ繰り返し実践して頂くことで、結果として自身の安全を確保することにもなりますので、ご指導よろしくお願い致します。また、毎朝お子様の体温を測って頂き、通常時より体温が高い場合には、様子を見て場合によっては医師の診察を受け、自宅において静養するなどの行動をとって頂き、人に移さない為の適切な対応をお願い致します。


さて、日々子ども達の様子を見ていて、改めて素晴らしい存在だと実感しています。子ども達は幼稚園での日々の経験を重ねる中で、色々なことに興味関心を持ったり、生き物や友達との触れ合いを通して多くのことに感動し、日々充実した生活を送ってきました。そしてその行動についてですが、私たちは先ず行動する前にこれをすればどうなるかを考えますが、特に幼い子どもはというと、先ず行動したあとに色々なことを考えているように思います。そして、ここで大切なことは、その結果がどうであったか、によって判断するのではなく、子どもが自分の力でやろうとする意欲であったり、最後までやりとげた粘り強さに注目することが大切です。更には、頑張ったという満足感が子どもを大きく育んでいると言えます。


このように、乳幼児期に十分にあそんだ子どもは、“遊ぶよろこび”を身体中で覚えています。その「遊ぶよろこび」が成長するに従って、「学ぶよろこび」になり、さらに「働くよろこび」に繋がっていくのではないかと思います。


間もなく卒園・進級を迎えるこの時期に、我が子の素晴らしさを延ばすためには、自分の能力を最大限に発揮し、毎日が楽しくてしょうがないという生活をする事にあります。    


また、私達は子どもを正しく理解し、子ども達の伸びようとする“芽”を伸ばしていくことが大人の役割だと再認識する必要があるのかも知れません。


さて、早いもので、今年度最後のお便りとなりました。1年前を思い返してみますと、入園・進級したての子ども達の表情には多少の硬さがみられましたが、幼稚園で仲間と出会い、玩具・遊具で遊び始めることが出来たり、更には動植物や自然事象など、豊かな環境の中で子ども達は様々なものに出会い触れ合う事で、自然と心の安定が図られ、少しずつ積極的な生活が出来る様になる事で、更にさまざまな体験が出来大きく成長してくれました。特に年長児に於いては、これまでの豊かな経験が必ずや健やかな育ちへと繋がっており、また多くの保護者の皆さまにも支えられ自分への自信と誇りを持って小学校の門をくぐってくれるものと確信しています。


そして間もなく迎える巣立ちの会では、立派に成長した年長児にとって心に残るものとなる様に、年少中の子ども達を始め保護者の皆さまや地域の方々など、多くの人たちから祝福されその暖かい心を感じながら巣立ってほしいと思います。その一方で、子ども達にとっては仲の良い友や慣れ親しんだ幼稚園との別れの時でもあります。嬉しい一方で心の片隅で感じる寂しさを意識する事が心の機微となり、友だちとの絆を築ける人間になってくれることと思います。また、年少・年中そして年長に進級し一歩大きくなる子ども達にとっても、嬉しい事だと思いますのでその気持ちを受けとめつつ、特に年中さんには最年長になるという期待を持つ機会として、お別れ会を位置づけお兄さん・お姉さんへの感謝の気持ちを子ども達なりに出せたらと考えています。


最後にこの一年、保護者の皆さまには多くのお力添えを頂き心から感謝しております。


有り難うございました。

posted by みどり次郎 at 09:53| Comment(0) | 園だよリ

2020年01月29日

2月園だより

2月園だより



中国の武漢を中心に世界中に広がりをみせる新型肺炎は、日本国内でも4人目の感染者が出ました。ベトナムでは人から人への感染が確認されたということが報道されたことで、今まで以上に各個人の予防対策が重要になってきます。ただ、予防法としてはインフルエンザと同じように、うがいと手洗いの遂行、それにマスクの着用が有効と言うことですので、幼稚園に於いても予防への対応に努めていきたいと思います。ご家庭に於いても多くの人が集まる場所へは、極力近づかないと言った注意が必要になります。皆さんで気を付けていきましょう。

さて、1年で一番寒い時期にもかかわらず、降園後も多くの子ども達が園庭で遊ぶ姿があります。当然お迎えに来られたお母さんが、子どもの思いを受け止めて、遊びに付き合われている様子を見ると、常々素敵な姿だなと思っていました。それはお母さんが、子ども本来の姿をちゃんと理解しているからだと思います。更により幼い子であれば、道ばたに蟻の行列があれば、立ち止まってその行方をじっと見ていたり、水たまりがあれば寄り道をしてでもその中に入り、大げさに足踏みする事もあるでしょう。このように子ども自身の探究心や好奇心を行動に表すのが、本来の子どもの姿です。 

一方私達の生活では、車から家電まで自動化が進んで、内蔵されているコンピューターが感知して、安全走行や最適な方法を選択してくれる事で、それまで自分の手や身体を使って、行なってきたことから解放され、楽になったこと自体は良いことかとは思いますが、それによって、私達の思考全般も知らず知らずのうちに、スピーディーさや安易さを求めるようになっているのかもしれません。同様に子育てについても、安易さや便利さに魅力を感じ、偏りがちになっていないかを考える必要があるかと思います。

本来生き物は、時間を掛けて少しずつ育っていくものです。もし我が子があっという間に成長し、生まれて数年で「もう大丈夫だよ、自分でちゃんと出来るから」と言われてしまったら、とても寂しい気持ちがするのではないでしょうか。その上、子どもは大人の思うようには、なってくれません。そこが面白いところでもあり、我が子とはいえ、別な人格が育っていくと言うことなのです。時に私達大人の想像を超える事をしたり言ったりはしないでしょうか?その意外性があるからこそ、単に子育ての意義深さと言うだけでなく、創造的な魅力を感じるのではないでしょうか。

まだこの世に生まれて数ヶ月、数年しかたっていない乳幼児期を、早く早くと急がせるのは、とても残念なことでもあります。是非この時期にしか味わうことの出来ない“子育ての面白さ”を堪能して頂きたいと思います。

 繰り返しになりますが、効率的であることを求められる社会の中で、一見無駄なように見えることが、山ほどある乳幼児期を、「ゆったり、ゆっくりで良いんだよ」と言う気持ちで我が子と向き合えたらいいですね。 

さて、今年は暖冬ですが、日によっては寒さが厳しい日もあります。そんな日でも子ども達は寒さにも負けずに元気に外で遊ぶ姿があり、集団生活においてもしっかりとした足取りで自分たちの目指す方向に向かって仲間と共に歩んでいけるようになりました。子ども達の伸びる力を信じて“みんなで考えてごらん”とか“自分の考えたようにやってごらん”と促してあげる方が、子ども達は張り切って取り組む姿を見ることが出来ますので、この様な機会を大切にしていきたいと思います。また、上旬には生活展があります。この一年間の主に描画を通しての表現活動の一端をご覧いただきます。 

更にこの一年間の園生活を振り返って生活のまとめをしていきたいと考えています。特に年長児は、この一年間仕事として担ってきた当番活動を年中に引き継ぐだけでなく、小学校生活にスムーズに入っていけるように、此れまで身に付けてきた集団生活の中で守らなければならないルールを一つひとつ確認していきたいと思います。そして、残り少なくなった今のクラスでの生活を、大切にしていきたいと考えます。


posted by みどり次郎 at 09:20| Comment(0) | 園だよリ

2020年01月09日

1月園だより

1月園だより



6日発行の日経新聞に「共働き子育てしやすい街ランキング2019」ということで、厚木市が9位に入っていました。近年は待機児童対策に加えて外国人親子への対応や、児童虐待防止対策などの観点も採点に加わって、より広範囲の支援と質の向上への各自治体の取り組みを総合評価したものだそうです。因みに上位26自治体に神奈川県下では厚木市以外の選出はありませんでした。そして、その評価内容の一例として、各保育施設等に、外国人への配慮として通訳機を配布したり、宗教上の観点から食材の一部を取り除くなどの配慮であったり、行事の名称の検討など多岐にわたっています。そしてそれらは地域、地域によって行政に求められる対象内容に違いがあると思いますが、日々子育てにご苦労されていらっしゃる親子への支援を上手に利用することで、ゆとりをもって子育てすることが出来れば、お子さんにより愛情を向けることが出来ますし、そのことで我が子も意欲的な生活を目指すことが出来るはずです。


さて、令和になって初めて迎えた新年ですので、改めて「家族」について少し考えてみたいと思います。冒頭で挙げた各自治体が様々な施策を実行して子育てしやすい街づくりをするということは、地域社会が子育てしやすい環境になっていないということと、親御さんも周りに気軽に困りごとの相談や、頼れる親しい人がいないということだと思います。その大きな要因は、改めて申し上げるまでもありませんが、人との関係が希薄化したことが挙げられるのではないでしょうか。嘗ての状況は、まず家族があって、その周りには近所の人″が存在していました。そこでは日常的に路地や縁側などの場所で井戸端会議のように何気ない会話から様々な相談も出来ていました。その構図が、近年は家庭の周りは知らない人″になりつつあるために、孤立化せざるを得ない状況に置かれているように思います。それは親御さんだけではなく、子どもにとってもしんどいことでもありますので、日頃から周囲の人たちとの関係づくりに心を砕く必要があります。その一つの場として、幼稚園で出会った人との関係づくりは、自然というだけではなく、考え方に於いても相互理解できる方との出会いが大いに期待できるからです。


もう一点は、お母さん自身の多忙感があります。しかしその多忙感の内容をよく吟味し、何を最優先に考えるかということになります。それは満3歳児クラスで最も大切にしていることでもあるのですが、つまり、人としての基本的要素でもある食べる″寝る″排泄″であって、これらは人間として最も大切の行為でもあります。そして、それらが子どもにしっかりと根付いていないと将来「心の崩れ」の原因になるといわれています。日頃色々なことに追われて忙しいと思いますが、3つの基本的要素の時間を最も大切にするという事なのです。食べる事であるならば、我が子の健康を考えバランスの取れた食材と味付けに配慮することだけでなく、食事の時間が楽しい時間になっているかといったことにも配慮が必要になります。又寝るということも同じです。寝る前にはお風呂に入るなどして、身体を清潔にした上で、ゆったりとした雰囲気の中で、大好きな絵本をお母さんに読んでもらいながら、あるいはお話ししながら自然に眠りに落ちることが出来、且つ睡眠時間も十分に取れていることが大切なのです。そして、最後に排泄ですが誤解を恐れずに申し上げますと、23歳までにオムツが外れるように頑張ってみてください。そして、お子さん1人につき敷布団1枚ダメにするつもりで取り組むことをお勧めします。そう考えますとお子さんがお漏らししても余り気にならないかと思いますし、いつかは自分の意志でトイレに行けるようになると信じて、見守ってあげればいいのです。


最後に、お父さんとお母さんの役割分担も大切になってきます。つまり二人が同じ役割を担うということではなく、何方かが叱ったならば片方が守るという事なのです。そして、そこでも大切なことは、ご両親が同じ価値観を共有することです。そうしないと子どもが混乱してしまうからです。


1年のスタートの時です。子育てに手遅れはありません。より良い子育てを皆で考えていけたら素敵ですね。


さて、今日から子ども達の元気な声が響く活気ある3学期が始まります。子ども達も楽しい思い出話に花が咲くことでしょう。また保育者も子ども達がこのお休み中に経験した出来事に耳を傾け喜びを分かち合う事から新学期が始まります。近年あまり行われなくなったお正月遊びである独楽回しや羽根つき、凧揚げなどの伝統的な遊びも子ども達と楽しみたいと思います。更に、お正月に食したお餅を今度は自分たちの手で最初から作っていく経験も、お母さまお父さまのご協力を頂きながら、楽しく進めていきたいと思います。例年の事ですが、もち米を蒸篭でふかし、臼と杵でお餅をつきますので、子ども達にとっては目を見張る体験になると思いますし、実際にもち米がお餅へと変わっていく過程のもち米を食したり、薪で火を燃やして立ち上がる湯気の香りを嗅いたりする体感を大切にしつつ、更につき立ての美味しさも味わいたいと思います。


今学期は1年の締めくくりの学期ですので、子ども達一人ひとりが充実した生活を送れるように環境を整え、更に行事や幼稚園での様々な活動においても、少し難しい事にも挑戦したり試行錯誤しながら学んでいく貴重な経験を重ね、3月にはそれぞれが自信と期待を持って卒園・進級出来る様に、日々の生活を大切にしていきたいと考えます。


最後となりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

posted by みどり次郎 at 09:02| Comment(0) | 園だよリ